【カエルの卵?】透明なゼリー状の物体の正体・サルパ【海釣り】

サルパの季節がやってきましたね。
【カエルの卵?】透明なゼリー状の物体の正体・サルパ【海釣り】

長崎でルアー釣りをされている方なら誰もが目にしたことがあるであろう、これ。
毎年、3月後半~ジーダブリュー過ぎくらいまでの間、ルアーのフックに引っ掛かってくる透明なゼリー状のなにか。
これの正体をご存知でしょうか?
海草の一種?
カエルの卵?
否!
こいつはサルパという生き物です。
出展:wikipedia
サルパは、生物学上ホヤの仲間に分類される樽形でプランクトン性の尾索動物である。収縮により、寒天質の体に水を通すことで移動する。この推進方法は、ジェット推進としては動物界において最も効率の良いシステムの1つである。サルパは、吸引した水を体内の捕食フィルターで濾過し、植物プランクトンを摂取する。
出展:wikipedia
サルパという名称は、学名のSalpaに由来し、これが標準和名になった物である。これは厳密には、トガリサルパ属に属する7種に対しての総称として使われている。
このサルパにルアーが触れて、千切れた一部がフックに掛かってきているワケですね。
これからの季節、陸の上からでも海中を漂うサルパの姿を視認できます。
機会があればしばらく観察してみてください。
はっきりと、自らの意志で動いているのがわかるはずです。
海の生物サルパ。動いているのわかるかな? pic.twitter.com/E4qdkxx68P
— 長漫野郎Aチーム・抱かれたくない釣り師10年連続第一位 (@Nagasakitsuri) March 20, 2022
やっかいな存在、サルパ
そんなサルパですが、釣り人からしたらやっかいそのもの。
こやつらがフックに掛かってしまうとルアーが正常にアクションしなくなってしまうんですよね。
頼む、100円やるからどっか行ってくれないか(100円持ってないけど)
ちなみに私の場合ですが、サルパが大量発生する季節はブレード系のルアーを使って対応しています。
これらのルアーは、例えサルパを引っ掛けてもブレード自体がアクションを起こしてくれるので、何も気にする事無く釣りに集中出来るのです。
一度お試しあれ!
ところでこのサルパ、長崎以外の海でもルアーに引っ掛かってくるんでしょうかね~?