長崎の岸(ショア)からクロマグロ(ヨコワ)がルアーで釣れました の巻 (2018年2月25日)

2023年8月5日2月,2018年,青物

岸からスズキを狙っていたら
マグロが釣れちゃったお話。

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日付・潮汐・潮位

2018年2月25日。

長崎各地に小魚の群れが接岸していた時期ですね。

満潮干潮
時刻潮位時刻潮位
4:101989:51134
15:3419822:3447

私の地元にもたくさんのエタリ(カタクチイワシ)が湧いており

連日、スズキのライズが起こったりしていました。

釣り場・釣れた魚

長崎市 野母半島西岸(北寄り)

ヨコワ(マグロの幼魚)

長崎の岸(ショア)からクロマグロ(ヨコワ)がルアーで釣れました

その日、職場で奇怪な噂を耳にした。

なんでも、伊王島の堤防で20kgのヨコワが揚がったのだとか。

ヨコワと言えば、クロマグロの幼魚

10年以上前、神の島で釣れまくった年があると聞いてはいたが……。

と言うか、20kgを超えるようなサイズでもヨコワと呼ぶのか……。

幼魚扱いするには少しばかり大きすぎるのではないか?

そう思ったが
クロマグロが最大で500kg近く育つ魚だということを考えれば

それはやはり幼魚であり、ヨコワなのか。

自己完結したところで、件の情報主にソースを尋ねると
とある釣具店のHPに画像付きで掲載されているとの事。

では早速
そのヨコワとやらを拝んでやろうではないかとスマホを操作するも
「なか。」(ありません)

「そがん情報はどこにも載っとらんばい?」そのような情報はどこにも載っていません)

「見間違いじゃなかとね~?」(見間違いではないのですか?)

が、その後
複数名からオイドンもヨコワ画像ば見たバイという証言が。

やはり見間違いや狂言などではないのか。

だが何度見てもHPには載っていない。

まさか…。

消されたのか…。

恐ろしい…。

21世紀を迎え尚、この地に残る忌まわしき因習。

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ、知らんけど。


んで
その後、別の釣具店のBLOGの釣果画像を漁っていると
そこでヨコワの釣果画像が掲載されているのを発見。
(しかし、これも現在見当たらず)

こちらは2kg弱と小ぶりだが
ヨコワが回遊していると言う情報が本物であると確信するには十分すぎるものだ。

とは言え、自称スズキ釣り師のオレ様。

スズキのベストジーニスト…

じゃなかった。

ベストシーズンに別の魚を本命に据えるというのは少し気が引ける。

何より伊王島の堤防なんて釣り人でごった返す場所に行きたくない。

そう。

結局、この情報はオレ様には関係のない
どうでもいい情報だったのである。
(スッゲー!!とは思ったけども)


それから数日後の2月25日 (日)

AM6:30。

前日の夕方、小魚だらけだった釣り場へ。


「おらんやんけ。」

なので、迷わず移動。

この時、既にAM7:30。

ライズもないし、おうちに帰るかな

なんて考えていると、釣友のジュンさんからTEL。

近況を話しながら海を見渡していると……。

ボフッ!

「出た!!」

「すみません、切ります!」

そしてライズがあった地点の正面まで走り…キャスト!

くう~ッ!微妙に届いてないか…!

そう感じながらもリールを巻いていると

ガバァッ!

今度はさっきオレ様がいた場所の沖30m地点でライズ。

もちろんソッコーでルアーを回収し最初の立ち位置へと走る。

すると

バフッ!

またもやライズが。

よし

近い!

確実に、撃てる!!

そして

ドゥン!

「よっしゃ!」

反射的にアワセを入れるも

「ノらんかった…。」(ノりませんでした)

それからしばらく惰性で投げ続けるもアタリもなければライズもなし。

チャンスをものに出来なかった……。

流石にもうダメだろうと諦め
さっき一方的に電話を切ってしまったジュンさんにTEL。

「いやあ、喰ったけどノらんやったです。」(いやあ、食べたけどのりませんでした)

「そう言えば、ヨコワのハナシ、知ってますか?」(そう言えばヨコワの話知ってますか?)

「え?マジですか。」(え、本当ですか?)

なんと、ジュンさんも20kgのヨコワ画像を見たという。

画像が消えていることまでは知らなかったようだが。

んで

これこれこういった経緯でこうなんじゃないか

通話越しに自分の考えを述べていると

ボフッ!       ボフッ!

目の前で、ライズ2連発!(ほぼ同時)

「出た!!すみません、切ります!!」

たぶんフルキャストでも届かない!

それでも投げない釣り師はいないだろう?オレ様だってそうさ。

そして、やはり届かないオレのミノー。

精一杯頑張った。

頑張ったけどダメだった

なんて鬱モードでリールを巻いていると

ドゥン!

「よっしゃ!」

反射的にアワセルと、ノった?

直後、横っ走りを始めるオサカナ。

「??サワラか??」

いや、スピードが速すぎる。

そして、なんかブルブルバイブレーションしてる…!

こ、こいつは…まさか…

うわさの…

「マグロ(ヨコワ)じゃあ~~!」

そしてコイツ!

とにかく、あちこち走り回る!

しかも、やりとり中に別のヨコワが跳ねたり着いてきたりで賑やかな事この上なし!

そんなお祭り騒ぎの中
慎重に寄せ、肉眼で獲物が間違いなくヨコワであることを確認。

そろそろイケるかとグリップを準備していると、一気に15mほど走られた。

小っこいくせになんて野郎だ。

だが同じ野朗でも
この長満野朗には及ばなかったようだな!

HAHAHA!

最後は下顎ガッチンで御用。

揚がったのは

52cmのヨコワ。

重さはどのくらいあるのだろう?

画像ではわかり辛いかもしれないが、ボディの丸みが本当に凄い。

2.5kgくらいあったのか?

んで、撮影を終えた後、魚を絞め
一度ならず二度までも突然の通話オフをかましてしまったジュンさんに再度TEL。

「フヒヒ、サーセンッしたァ」

お詫びの言葉を伝え
後日、号泣謝罪会見を開く事を誓い、即帰宅。

そしてキッチンで捌いていくぅ。

綺麗な赤身。

腹の中には

謎のイカとトウゴロイワシ(この後、スタッフが美味しく頂きました)

捌いている途中、醤油をつけて食べてみると

「あ、マグロじゃん。」

嫁&子供らも同じ意見。

ウーマイー😄

スズキ釣りの外道で珍しい魚に出会えてラッキーでした。

というか、これ伊王島とか入れ食いしてるのではなかろうか!?

群れが回ってくれば簡単に数釣れる魚だろうし(たぶん

今度、様子だけ見に行ってみるかな…?

からの~

命に感謝して、頂きます!

使用したベイトタックル

竿:HRF KJ 77MH

リール:スコーピオン200

ライン:ナイロン4号 + シーガー6号

ルアー:ショアラインシャイナーZ140F


【78時間限定6/22-26★P最大39倍!】ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティスSD(スロードライブ) 140S マットライトニング
まとめ
ハガツオやヨコワが大量接岸してくるのは
数年に一度という感じなんでしょうか?

次に来てくれるのはいつでしょう。
楽しみですね!

オサマン
オサマン

ダイワ(DAIWA) ロックフィッシュロッド ベイト HRF KJ 77MHB ロックフィッシュ 釣り竿