初挑戦!ゴムボートでトップスズキ(シーバス)in大村湾 の巻 (2007年9月8日)

2023年8月5日長崎釣行過去データ,9月,2007年,スズキ

ある夏の日の朝。

護岸の上で横になり、ボーッと空を眺めていた。

鳥はいいよな…。

大空へ羽ばたく翼がある。

もしも僕に翼があったなら、あの沖の瀬や、あそこの沖堤までもひとっ飛びだ。

体を起こし、海に目をやる。

魚も悪くない。

水の中をどこまでも泳いでいける。

僕は平泳ぎで50mが精一杯。

もしも僕が魚だったら、あの沖磯だって 一泳ぎ。

だけど
僕は人間だから、翼はないし、エラ呼吸もできない。

それでも、人は空を飛べるし、海を渡ることだってできる。

翼がなくとも飛行機で。

尾びれはなくとも船で。

どこへだって行ける。

心ひとつで。

そして僕らは漕ぎ出した。

遥かなる大海原へ!

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ゴムボートでトップスズキ(シーバス)in大村湾

9月8日 (土) 大潮?

AM6:00

鏡のような海にボートを浮かべ、湖上の人ならぬ 「海上の人」となる。

3mにも満たないその背中に「大の大人」を二人も乗せて静かにゴム製のボートが進んでいく。

オレ様 「お! あれ小魚の波紋じゃなかや!?」

弟 「いや、クラゲやろう。」

オレ様 「マジだ…。クラゲだらけやっか。」

オレ様 「お! アソコ見ろ! 今度は明らかに小魚の追われよる!」

オレ様 「早よう投げろ!」

オレ様 「ヒャッホー! ゴムボートヒャッホーィ! 50歩100歩~ィ!」

てなワケで
今回オレ様、人生初の「ゴムボートでスズキ(シーバス)釣り」にチャレンジしてきたのであります。

ちなみに
場所は荒ぶる魂が告げるまま「直感」を頼りにテキトーに選んでみました。

しかし、手コk……

失礼!

手漕ぎはやっぱ疲れる!

独身時代は12フィートのアルミ & エレキで長崎~佐賀をアチコチ釣り歩いていたオレ様だが、とっくにエレキは売却。

魚探も売却。

船体のみ残ってはいるものの、車を軽に乗り換えたためそれを運ぶ術がない。

そんなワケで
考えた末、実家の車庫から掘り起こしてきたのが今回の主役 「ゴムボート」 だったワケなのですが……。

正直、キツかった(笑)

次は若い弟に漕がせよう .co.jp/

んで

釣りの方はと言うと

こ~んな オーバーハングの奥や

こんな感じの岸際をトップウォーターオンリーで打っていく展開。

いわゆる 「バス上がり」 にはたまらんシチュエーションですな♪

(二枚目の画像なんか、カバーにラバジぶち込みたくなるでしょ.笑)

が、肝心のオサカナはブッシュの中はもちろん、岸際なんかにもあまり着いておらず、岸から少し離れたカケアガリや沖目のブイ・ロープ等に着いているようで

せっかく際どいところにキメても報われないことがほとんど……。

これには正直、オレ様も弟もガカーリ。

「今んとバスやったら 絶対喰うとるよな。」

てな言葉を何度呟いたことか……。

とまあ、そんなこんなで
ロマンスあり、お色気ありのドラマを展開しつつボートを流していったワケです。

で、一匹目。

キャスト開始してすぐに釣れたスーパーセイゴ(目測30弱)

型はコマいが「安心」を与えてくれた貴重な一匹。

特に「釣れるワケない」高をくくっていた弟などは
この一匹を皮切りにテンションがうなぎ昇り(笑)

んで更に釣り進んでいくと、ペンシルの後ろに何かがチェイス。

ポチュッ。

パチャッ。

パチャッ。

3度目のパチャッでようやくフッキング。

揚がったのは

またもスーパーセイゴかと思いきや、ふぐ!

んでその後
岸際狙いからブイ狙いに切り替えると、まずまずの型っぽいヤツがガバァッ!

ほぼ同時に弟にもガバァッ!

が、どちらもノらず。

しかし、その後すぐ弟にヒット!

こいつがかなりの暴れハッチャクで、弟のブルーダーをバットから ひん曲げるわ

ボートを引っ張ってクルクル回転させるわでホーットホーット!

そんなこんなで、ようやく揚がったのは

65cmのマルスズキ。

普段ならどうという事ないサイズながら、ボートの上ではやたらとデカく見えた。

(さっきのオレ様のが コマすぎたせいか.笑)

んでリリース後、更に弟が追加。

そして、その後もガバッ!は続き

スゴイスプラッシュで凄いスプラッシュを起こしてみたり、ザラパピーをクイクイ滑らせてみても魚は元気良く反応してくれるという好状況。

なんだけど、どれもノらないんだよなあ……。

とまあ、そんなこんなで時は流れ
AM7:30を回った頃から一気にノーパンシブシブ状態に突入。

「流石にこれまでか……。」

諦めかけた、その時!

なんと!

オレ様達が釣りをするワンドの奥の家から、一人の 「オッサン」が出てくるのを発見。

しかも、その「オッサン」アホ面で海辺へと近づいてくるではないか!

ピロリロリ~ん!!

閃いた!

今!

スズキ達は不用意に水辺に近づくオッサンを捕食しようと身構えているはず!

つまり!ルアーはこれだアッ!!

スズキの大好物「オッサン」をイミテートしたオッサンペンシル。

よし!

「イッケぇぇぇ~!! ピンスピンキャストだっち~!!」

そして、答えはすぐに出た!

ガバァッ!!

「見たか! これが オレ様流・マッチザベイトだあ!!!!」

が、ノらず
AM8:00、納竿……。

使用したベイトタックル

ロッド: スライサー SC-652MH

リール: `05 メタニウムXT

ライン: X-TEXオーシャン16ポンド

ルアー: スーパースプーク.Jr

誰でも簡単に首を振らせることが出来ます。
また、首を振るたびにカタコトカタコト鳴るラトル音がめっちゃ気持ちいいです。

釣り場

長崎市 大村湾の中の更に湾の形上湾

2007年9月8日釣行感想

オサマン
オサマン

ルアー釣り師のBLOGにて2007年9月15日に公開した
「自らの可能性に蓋をしてたのはほかでもない自分自身でした の巻」
の転載でした。
淡水ではボート慣れしていた私も、海で浮かぶのはこの時が初めてで怖かったですね。
基本、形上湾は波静かなんですが、ウェイクボードで遊ぶ人達がいると、その引き波が頻繁に押し寄せるんですよね。
いつかオイドンもやってみたいなあ、ウェイクボード……。