初心者必見!長崎のスズキ(シーバス)は釣り場(ポイント)と小魚(ベイト)次第
長崎のスズキ(シーバス)釣りは
釣り場(ポイント)選びが全てだ!

どうも皆さん、おはこんにちこんばんは。
ワンダモーニングショットを就寝前に飲むのがマイブーム、長満野郎Aチームこと、オサマンです。
今記事の内容は、無駄に釣り歴だけ長い私が
「長崎南部から中部の海でマルスズキを釣ってみよう!ワイが探し方とか教えるから!ネッ!for初心者」的なアレになります。
私の独断と偏見で書いているので
読んでいて「は?」「何言ってんだコイツ」と思われる方もいるかもしれませんが、どうか最期まで温かい目で見守って頂けると幸いです。
こないだのサンデーに橘湾で同僚が撮影してきた動画(🥺無許可掲載🥺)
— 長漫野郎Aチーム・抱かれたくない釣り師10年連続第一位 (@Nagasakitsuri) January 11, 2022
「小魚が入っている」という状態を説明するのにもってこいでしょ🥺🥺このツイートはブログ記事用にします🥺🥺🥺 pic.twitter.com/LJsuGiHota
目次
長崎のスズキ(シーバス)釣りは釣り場(ポイント)が全て

はい。
見出しの通り、まんまです。
まあ、これは長崎に限った事ではないですよね。
初心者さんの中には、スズキ(シーバス)が釣れない理由を「自分の腕が悪いから」と考えてしまう方もいるのではないでしょうか?
ですが、そうではなく
実際は釣り場(ポイント)に魚がいないというケースがほとんどなのではないかと思います。
スズキがいない場所、例えば伊佐ノ浦ダムとかでルアーを投げてもスズキは一生釣れません(白目)
また、例えそこが海であっても、季節や時間帯によってはルアーが届く範囲にスズキがいないなんてことはザラにあります。
バス釣りから海のルアーに転向した私は、この「魚が全然いない状態」がイメージできずに苦労しました。
では、魚は、スズキはどこにいるのか。
どこで釣れるのか。
※スズキは西海橋にたくさんいますが、この記事ではスルーします。
長崎でスズキ(シーバス)が釣れる釣り場(ポイント)って?
個人的に、ここ長崎では「スズキ(シーバス)は磯や港で釣る魚」というイメージが強いです。
これは他県と比べ、大き目の河川の数に乏しいというのが理由の一つではないでしょうか。
そんな長崎で手っ取り早くスズキが釣れる釣り場(ポイント)を知る方法。
それは、経験豊富でたくさんのスズキを仕留めている猛者に直接聞くことです。
これが一番簡単かつ確実だと思って間違いありません。
ですが、身近にそういう人がいない。
いるけどシャイボーイorシャイガールだから、とてもじゃないけど聞けないという方もいるでしょう。
そのような方は、書店で長崎の釣り場マップ的な本を手に入れてみてはいかがでしょうか。
過去の実績に基づいて書かれたであろうこれらの書物は、釣り場の名前入りで季節ごとに釣れる魚が載っているという大変素晴らしいものです。
たぶん、こんなスゴイのドラえもんでも出せやしません。
かく言う私も、以前「長崎県の海釣り」という長崎新聞社が発刊している釣り場マップを所有しておりました。
当時、グーグルアースなどない時代。
そんな時代に釣り場全体を航空写真で見れた素晴らしさ。
それはもう本当にお世話になったものです。
このように非常に有用な釣り場マップですが、注意点もあります。
季節ごとに釣れる魚が表記されているのはいいのですが、例えば冬にスズキが釣れると書いてあるからといって、12月~2月まで常に釣れるというわけではない事が多いです。
磯ならサラシが広がるような時化の日。
港なら、大量の小魚が港内に入っている夜など、季節+αの条件が重なった時に釣れるという場合がほとんどです。
これは、ひとえにスズキがそういう魚だから起こることで、おそらく彼らは「冬だから」という理由でどこどこの港に入ろう
春だからあそこの磯をうろつこうなどと考えているわけではないのです。
冬になって水温が下がったかなんか知らんけど、大量のエタリ(カタクチイワシ)が港に入ったからそれを食べに行こう。
北西風か南西風かトウゴロイワシかキビナか知らんけど、小魚が磯際に押し寄せられたから食べに行こう。
このように、彼らは+αの要素で行動を決めていると見られ
釣り場マップが指している季節は、この+αの出来事が起こる時期なのです。
一番知るべきなのは現在進行形で釣れている場所
スズキが釣れる場所は本を見るだけで知ることができますが、現在進行形で釣れている場所は誰かに教えてもらうか自分で探すしかありません。
そしてこの釣れている場所こそが釣り師にとって、最も価値のある情報なのです。
それを見つけるには、先程の+αが重なるタイミングにあたるまで地道に調査釣行を繰り返すしかないです。
正直、報われるまでなかなかしんどいですが、これは私も常々やっていることです。
ちなみに一つ、現在進行形で釣れている場所を探す手がかりになるものがこちら。

結婚!おめでとう!
じゃなくて血痕です、はい。
誰かが魚をキープする際、血抜きをした痕ですね。
護岸に付着した魚の血の痕というものは、イカ墨と比べ数倍の速さで薄くなっていきます。
画像のように赤々とした状態なら、おそらくその日のうちに釣れた魚のものだと予測できます。
実際、この数日後に同じ釣り場でスズキが釣れました(自慢)
さて、場所についてはここまで。
お次は小魚の話になります。
小魚(ベイト)が入っている状態ってどんな感じなの?探し方は?

ルアー釣りをされている方の多くはベイトが入っているという言葉を聞いたことがあると思います。
ご存知かもしれませんがこの言葉、足下にキンギョ(ネンブツダイ)やアジゴなどが群れている状態を指すわけではありません。
多くの場合、トウゴロイワシ、カタクチイワシ、キビナゴ
あと、サヨリ、コノシロなんかも入りますね、長崎では。
これら小魚の群れが大量に接岸している状態を、多くの釣り師はベイトが入っていると表現しています。
小魚の群れには、たくさんのスズキ(シーバス)が着いている事がほとんどですので、小魚の群れを探す事はスズキを探す事と同義だと言えます。
一度接岸した小魚の群れは数週間~一ヶ月くらい居着くことがほとんどなので、早い段階で見つけることができれば、かなりおいしいです。
ちなみに、長崎でこの現象が起こるのは秋から春にかけてが多いです。
従って長崎におけるスズキのベストシーズンは秋から春にかけてと言うことができるでしょう。
そして夏場のスズキ釣りはオフシーズンに近いとも……。
一応、夏場にも何度か小魚の群れが入ってきたのを見た事はありますが、正直、割とイレギュラーなのかなといった印象です。
というか、夏場は大村湾がありましたね!
朝マヅメ、水面をクルクル回るカタクチイワシにライズしまくるスズキの姿を見ることができますよ!
大量の小魚ってどれくらいの数なの?

ルアーを投げると、たまに、若しくは頻繁にフックに小魚が引っかかってくるくらいの数です。
夜の護岸沿いの釣り場なら、車のライトで海を照らすと一面小魚が逃げ惑うくらいの数でしょうか。
季節にもよりますが
これくらいの数の小魚が入っていれば、ほぼ確実にスズキ(シーバス)……のみならず、他の肉食魚も着いていると思われます。
あとは釣れると信じて投げるだけ(どん!)
ちなみに、たまに耳にする「ベイトが多すぎてルアーに反応しない」という言葉について……。
釣り場にもよりますが、そもそも多すぎるくらいの小魚が寄らなければスズキもいないわけだから、個人的にはちょっとアレだと感じています。
小魚(ベイト)の探し方は?

夜の場合、車が横付けできる場所ならヘッドライトで海面を照らせばすぐにわかります(自分以外に釣り人がいる場合は迷惑になるのでやめましょう)
また、私などは車のヘッドライトの代わりとして、超明るいサーチライトを使用して小魚を探していた時期もありました。
やり過ぎて、一度お巡りさんに職務質問された事もありますが……。
こちらも沖で漁をしている漁師さんや他の釣り人の邪魔にならないよう心がけましょう(サーチライトの灯りは想像以上に強力です)

また、夜炊き漁の船(緑色の集魚灯で海を照らしているアレです)が岸寄りに浮かんでいるときは、その海域に小魚の群れが接岸している可能性が高いです。
明るい時間帯で冬から春先ならカモメ系バードが群がる場所に行けば大抵の場合、小魚の群れに辿り着きます。
他にも、不自然な水面の波立ち
風もないのに一点だけさざ波立ったりしている場合、そしてそれがゆっくりと移動していたりなんてするとそれが小魚の群れである事が多いですね。
とにかく、夜でも明るい時間帯でも大事なのは釣り場を良く観察する事。
五感を研ぎすませっ!
小魚の群れが入りやすい場所ってどんなところ?

明るい時間帯は絞りづらいですが、夜間に小魚の群れが入りやすいのは下記のような場所です。
- 港内(規模の大小問わず)
- 常夜灯の灯りがさすワンド、サーフ
- 河口及び河川内
個人的には、湾状の地形と常夜灯がキーになるような気がしています。
小魚が入っていてスズキ(シーバス)がいたら釣れるの?
YES。
基本的には釣れます。

ですが、潮流の緩い夜の港内などでは難しい事も多いです。
そういった時の釣り方ですが、私の場合、フローティングミノーやブルースコードのCタイプ等のシンキングペンシルでライズ撃ちをします。
いずれもリールの巻きスピードは超がつくほどのゆっくりです。
また、何をやっても喰わないときにセミトップ系のルアーで釣れた事が何度かあります。
餌の小魚も、それを食べる大型魚もたくさんいるわけだから、スレなどは気にせず無心でキープキャスティングがオサマン流です。
小魚が入っているポイントを見つけたら確認しておきたいこと

小魚(ベイト)の群れが大量接岸している釣り場(ポイント)を見つけたら確認しておきたいことがあります。
時間経過による群れの動きです。
例えば、朝マヅメが過ぎて一時間くらいで姿が見えなくなる、日没が近付くと現れる等ですね。
私の経験上、夕方、港やワンドの外側に小魚の群れが接岸している場合、辺りが暗くなるにつれ、群れは港内・ワンドの中に入っていくことが多いです。
ですので、夕方は外堤防で群れに着いた魚を狙い、日が暮れたら港内を狙うといった釣り方ができます。
夜の港内、ワンド内に小魚の群れが入っている場合、夜明けと同時に群れは港・ワンドの外へ出て行くことが多いです。
どちらの場合も、群れは港・ワンドの入り口(出口)を通るので、マヅメの一瞬、その場所が爆発的に釣れるポイントになり得ます。

多くの場合、港・ワンドの入口(出口)が狭ければ狭いほど、魚の密度が濃くなる=釣れるという構図が成り立ちます。
また、こういった場所でマヅメにスズキ(シーバス)を狙っていると、比較的高確率で所謂「嬉しい外道」に出会えるのもオイシイところ。


このように、小魚の群れの接岸を確認したら、それらがどこから来てどこへ行くのかを考えることで、よりラッキーな釣果に恵まれることがあります。
スズキ(シーバス)釣りのタックルはどんなのを使えばいいの?

釣りたければスピニングタックル一択です(涙)
ルアーの飛距離、扱いやすさ、ドラグ性能、全てに秀でています(号泣)
スズキ(シーバス)釣りにはどんなルアーを使えばいいの?

ご自分が使いたいスズキ(シーバス)釣り用のルアーをどうぞと言いたいところですが、14cmのフローティングミノーをメインにしましょう。
サイレントアサシン、ショアラインシャイナーZバーティス辺りがオススメです。
これらのミノーは、とにかく飛びます。
とにかく飛びます。
大事なことだから二回言いました。
初心者のうちは、小さくてもいいから釣りたいという思いから、小さめのルアーを選ぶ=飛距離が出ない=釣れないという連鎖に陥りがちなので(私がそうだっただけかも)四の五の言わず飛距離最優先でルアーを選んでください。
岸釣りにおいて、飛距離=釣果という場面は本当に多いです。
ミノーの他に一つルアーを選ぶとするならメタルバイブでしょうか。
こちらも飛距離重視で1oz前後のものが良いでしょう。
今ならぶっちぎりでダイソーメタルバイブ、次点でオサルバイブがオススメといったところです。

ルアーのカラーについて
お好きな色のルアーをどうぞご自由にと言いたいところですが、こと初心者に限って言えばリアルカラーはやめておいた方がいいというのが持論です。
視認性の高いパール系やチャート系を選びましょう。
どうしてもキラキラしたリアルカラーのルアーを使いたいと言うならば、せめて背中だけでもチャートカラーのものを選ぶべきです。
何故か?
初心者の内は自分が引いているルアーの潜行深度を把握するのが難しく、浅場などを引くと根掛かり連発でロストしまくりなんて事になりかねません。
そんな状態で視認性の低いリアルカラーのルアーなんて引こうものなら……。

その点、パール系やチャート系のルアーは水中での視認性が高く「これくらいのスピードで巻けばこれくらい潜っているのか」といった感じで、自分の目で見て確認しながら引く事ができますよね。
結果
- ルアーロストが減る
- 使っているルアーの潜行レンジを覚えられる
- ルアーを肉眼で追っていた結果、魚のバイトシーンを見る事ができました!感動した、超ラッキー!
まさにいい事づくめ。
以上の理由から、私は初心者さんに限って言えば、ある程度慣れるまでは視認性の高いカラーのルアーを選ぶべきだと進言させて頂きます。
とまあ、偉そうに書いてしまいましたが、やはりご自分が気に入ったカラーを使ってくださいね。
自分が好きで選んだルアーで初めて釣れたときの喜び、感動。
それらを大切にするべきです。
きっと忘れられない思い出になります。
長崎のスズキ(シーバス)釣りまとめ
- 長崎でスズキ(シーバス)が釣れる釣り場(ポイント)は経験豊富なベテランに聞くのが一番
- ベテランが身近にいなければ、立ち読みでもいいから本屋さんで釣り場マップを見てみよう
- ベストシーズンは秋から春
- 小魚の群れを見つけよう
- ルアーは飛距離、視認性重視で選ぼう

7月7日現在、長崎でスズキを釣るなら河口か大村湾でしょうか。
毎年、10月から11月くらいになると、長崎のあちこちに小魚の群れが入りだすので
その時は是非スズキを狙ってみてほしいですね!
身近な釣り場で思わぬ大物に出会う事ができるかもしれませんよ~